ロシア語ライティング練習 〜ТРКИ第1レベル受験に向けて〜 その③

こんにちは。語学大好きかあさん、マミです。

遂にТРКИ受験まであと2ヵ月を切りました。第1レベル合格に向けて、今日もロシア語のライティング力を磨いてまいります!

 

ちなみに、親ブログの方にも書いたのですが、これから2ヵ月間は英語やスペイン語学習の時間を大幅に減らしてロシア語学習に専念していくので、この「ロシア語の部屋」更新頻度がぐっと上がっていくと思います。1週間に1回くらいのペースで何かしらやっていく予定。…と、ここに宣言することで逃げられなくしておきます(笑)。

コミットメントしておかないと計画が頓挫しがちな、意志の弱い私…。

でも意志が弱いなりに、今日も頑張るぞ!

 

※作文練習のやり方や"Lang-8"の概要については、こちらの過去記事をご覧ください。

ロシア語ライティング練習 〜ТРКИ第一レベル受験に向けて〜 プロローグ

 

ところで本題に入る前に、ТРКИを受けるにあたり、「作文」と並んで不安要素の多い科目である「会話」について気付いたことを書きます。

 

この「会話」モデル問題や対策問題集を眺めていて思ったのですが、「会話」問題って、「作文」問題にたいへんよく似た形式の問題が含まれているのですね。

 

「会話」問題は、大問が4つあります。

最初の二つは「会話」特有の形式で、試験管から出された質問に一問一答で答えるもの。

そして、後ろの二つ。これが作文問題にそっくりなのです。

 

一つめは、長文を読んだあと自分の意見を述べるもの。

そして、二つめは簡単な条件が提示されたうえで、相手にメッセージを伝えるというもの。

 

で、会話問題では発言内容を準備するために数分が与えられ、更に数分かけてスピーチをする、という試験内容なのだとか。

つまり、文章を口頭で述べるか、紙に書くかの違いしかない…ってこと?

 

作文練習をするにあたって、練習問題の数が少ないことが悩みのタネだったのですが、そういうことなら、会話問題を使って作文練習をしても良いかもしれない。

ていうか、作文練習をなるべくたくさんして、早く正確な文章を作る練習をしておくことで、やり方のわからなかった会話問題対策にも道が開けるのではないかしら…?

 

というわけで、今回は、いつもの問題集より"ГОВОРЕНИЕ"(会話)セクションの問題を使って作文練習をして参ります。

 

※「いつもの問題集」の詳細はこちら↓

(外国語としてのロシア語トレーニングテスト 第1レベル)
 
使うのはТЕСТ 1(試験1)より第3問目。
この問題は、上に書いたように、まず長文を読んで自分の意見を述べるという問いがあります。
詳しい内容は割愛しますが、ロシアの乳酸菌飲料ケフィア(кефир)」の歴史と伝説が入り交じったような内容の文章でした。
いわく、ケフィアの製造方法は長い間謎に包まれていたが、その秘伝の製法を受け継いできた土地の領主が、製法を聞きに来た研究家の女性に一目惚れして…みたいなお話。
 
このお話の要旨を問う問題については、今回はカットしておきます。
次にこんな問いが出てきたので、ここを作文してみました。
 
※試験問題はすべてロシア語で書かれていますが、日本語でまとめると以下の通り。 
  • ①あなたはケフィアを飲んだことがありますか? ケフィアは気に入りましたか?
  • ②あなたはどんな飲み物が好きですか?
 
割とシンプルな問いですね。できるかぎり正確に書きたいものです。
では、この問いに対して、自分なりに考えて書いた文章を載せます。
※添削前の文章なので間違いだらけです、悪しからず。
  1. Я ещё пока не пила кефир.(私はまだケフィアを飲んだことがありません。)
  2. Я думаю, что это похож на йогурт.(それはヨーグルトに似たものだと思います。)
  3. Я люблю йогурт, поэтому я тоже бы любила кефир если я его пила.
    (私はヨーグルトが好きなので、ケフィアを飲んでも気に入ると思います。)
  4. Мой любимый напиток - карупису. Это японский сладкий напиток.
    (私の好きな飲み物はカルピスです。これは日本の甘い飲み物です。)
  5. Я люблю пить его с молоком или йогуртом.
    (私はそれを牛乳やヨーグルトと混ぜて飲むのが好きです。)
  6. Я тоже люблю кофе. Я пью его каждый день.
    (私はコーヒーも好きです。私はそれを毎日飲みます。)

 

小学生の作文みたいな内容ですが、こういうのもたまにはいいよね。

あと、今回のポイントは3行目の仮定法。使いこなせるようになりたい!

ロシア語の仮定法は、主節も従属節も過去形を使うはず…というところまでは覚えていたのですが、少し足りないところがあり添削を入れていただきました。

 

では、Lang-8でいただいた添削をもとに文章を見直していきましょう。

 

  1. Я ещё пока не пила кефир.
    →問題なし

  2. Я думаю, что это похож на йогурт.
    →Я думаю, что он похож на йогурт.

    指示代名詞は「これ」"это"ではなく、「それ」"он"を使うほうが自然ですね。

  3. Я люблю йогурт, поэтому я тоже бы любила кефир если я его пила.
    Я люблю йогурт, поэтому я бы полюбила тоже кефир если бы я его пила.

    "бы"と"тоже"の位置…。やはりロシア語の文章にこなれていないと、自然な語順というのは難しいなあ。
    "любить"は「好きである」という意味の不完了体動詞なので、「好きになる」と言い表したいときは完了体の"полюбить"を使うほうが自然なのですね。
    "нравится"(気に入っている)と"понравится"(気に入る)の違いに似ています。
    そして、仮定法は主節にも従属節にも"бы"をはさんだ上で過去形にします。これが仮定法の目印になるわけだから、忘れることなかれ!

  4. Мой любимый напиток - карупису. Это японский сладкий напиток.
  5. Я люблю пить его с молоком или йогуртом.
    →問題なし

  6. Я тоже люблю кофе. Я пью его каждый день.
    →Я также люблю кофе. Я пью его каждый день.

    "тоже"と"также"の違いはなかなか複雑なようで、私も完全には理解できていないのですが、今回のように同じ主語で「私はAが好きだけど、Bも好き」というときには"также"を使うほうが良いようです。
    逆に、複数人の会話で「私はAが好き」に対して、「私も好き」と同調するときには"тоже"が使われることが多いみたい。

 

では、添削内容をもとに、文章を仕上げていきます。

 

Я ещё пока не пила кефир.

Я думаю, что он похож на йогурт.

Я люблю йогурт, поэтому я бы полюбила тоже кефир если бы я его пила.

Мой любимый напиток - карупису. Это японский сладкий напиток.

Я люблю пить его с молоком или йогуртом.

Я также люблю кофе. Я пью его каждый день.

 

今回は、問題をはしょったこともあって、かなりシンプルな作文になりました。

でも、これくらいの文章を短時間でスラスラ〜っと書けるようになるかどうかが、合格への鍵を握るのではないかと思っています(今はまだ、この程度の作文でもかなり時間がかかっています…)。

 

次回はもう少し複雑な内容をやります。テーマは「日本の政治と文化」。

実はもう作文は完成して、Lang-8で添削も済んでいるのですが、なかなかの大作(ミスも含めて…)になってしまいました。

乞うご期待!

 

では、また近いうちにお会いしましょう〜。